漸く夏も終わり秋を迎えます。
今夏も厳しい暑さだったその中、
5月に5周年を迎えた「養老の森」は、
東京大手町の3×3Lab Furureを会場に8月5日から12日まで
「養老の森 5周年記念トークイベント&関係資料展示」を開催し、
皆さまのお陰を持ちまして無事終了する事ができました。
中でも8月8日の「ヤマザキ マリ×養老孟司 スペシャル対談」には、
100名を超える参加者の方々にお集まりいただき大いに盛り上がりました。
※スペシャル対談動画のURL/https://youtu.be/MdEsoa28bxo
対談はお二人の馴れ初めから虫と人の関わり、
歴史、宗教、そして文化論まで幅広く内容の濃いお話しとなりました。
対談の締めくくりには質問コーナーもあり、興味深い質問を受けました。
対談後の両先生のサイン会も好評で、良い思い出にしていただけたかと思います。
スペシャル対談以外のトークイベントは、
初日の5日を皮切りに11日まで
子どもたちのワークを含め10タイトルに及びほぼ連日の開催でした。
5日は「養老の森と道志川周辺の生き物たち」と題して、
湯本光子先生と清水誠先生にお話ししていただきました。
多くの画像を観ながらの道志川を中心とした里山環境の解説から、
生物多様性の重要さを学ぶことができました。
同日の2番目のトークは
「疲弊する日本の農業の現状とあるのか対応策?」
というタイトルで澤畑佳夫先生、関山祐介先生に
お話ししていただきました。
7日は「アートとしての昆虫」というタイトルで、
養老の森実行委員の吉谷昭憲先生が折り紙などを使い、
参加者各自にアートワークを楽しんでもらいました。
同じく7日には
「森で感じる、街で考える。森と人と組織」と題して、
河村智行実行委員が多くの参加者と共に森の研究、解説を行いました。
8日は事務局長をはじめ実行委員9名が登壇し、
各委員の養老の森との関わりから
現在の活動などについてのフリートーキングを行い。
その後「ヤマザキ マリ×養老孟司 スペシャル対談」となりました。
9日は「よる森7周年!初めての“よる*街*懇親会”」を
河村智行実行委員が、森の雰囲気を演出しながら開催しました。
10日は「ミミズに導かれて」と題して、
皆越ようせい実行委員が貴重な多くの画像を中心に
土壌生物の本格的な研究を
子どもたちにも分かり易いように解説しました。
イベント最終日の11日の午前中は、守屋博文実行委員が小学生対象の
「都会で見つける夏の虫」と題した昆虫観察会を開催しました。
このイベントは会場近くの公園に参加者と一緒に出掛け、
実際の生き物たちを目にしながら進め、
その後会場に戻って解説や関連説明を行い、
子どもたちに大いに喜んでいただきました。
同じく11日午後からは、福岡左知子実行委員が
小学生対象の「森の自然素材で作品を作ろう」という
ワークショップを開催しました。
養老の森から集めた多くの素材を子どもたちが色々工夫して、
オリジナル作品に仕上げました。
子どもたちがそれぞれに工夫して仕上げる作品は、
個性が溢れていてとても印象深いものでした。
展示物に関しては
3×3Lab Furureの通路両サイドの棚、特設スタンド、
サロン内などに昆虫の標本や資料、植物や木々の標本、
写真などを展示しました。
以上のような内容で
一週間に亘って開催した記念イベントでしたが、
皆様のご参加と関係者のお力添えで無事終了する事ができました。
改めて深く感謝いたします。
今後も当活動に全力を注ぎ10周年を目指していきたいと思いますので、
引き続きよろしくお願いいたします。
また、こうした活動の影響もあっての事か
9月1日開催の「昆虫まめ博士認定 観察会」は、
かなりの盛況となり、来年の観察会にも更なる弾みがつきそうです。