2020年3月22日(日)、今日は養老の森で養老孟司先生も参加して「冬越しの生き物たち観察会」の予定でしたが、新型コロナウイルの感染拡大に配慮することで中止となりました。
養老先生も参加を控え、実行委員会のみを開催しました。
今年の養老の森の活動は昆虫だけではなく、魚や野鳥、植物、再生可能エネルギーといったものまで対象を広げて、より森と水、自然環境保全について考えるイベントを開催する予定です。
実行委員会は茅葺古民家の囲炉裏を囲んで食事をしながら和やかに。
養老の森に生息する動植物の調査を行いました。
道志村は東京より約1ヶ月春が遅く、なかなか虫たちは見つかりません。
養老の森の活動は、昆虫観察だけではなく、昆虫をはじめとする生き物たちの多様性を保全する活動でもあります。
日本の山林は人工的に杉の植林してきのですが、それが度を過ぎて森に住む生き物たちの生態系が偏ってしまったり、多くの人が苦しむ花粉症の原因にもなっています。
養老の森では、杉の木を適度に伐採したり、杉以外の樹木をどこにどのようにすれば豊かな森が再生するのかなど検討しながら植林をしています。
●今後のイベント開催予定
2020年4月
マイクロ水力発電で電子ボタル:秋以降にに順延させていただきます。
2020年5月
田植え体験/野鳥観察会:新型コロナウイルスの動向をみながら開催を判断させていただきます。
2020年6月
昆虫まめ博士認定昆虫観察会/田んぼの生き物観察会:新型コロナウイルスの動向をみながら開催を判断させていただきます。
養老の森のイベント案内につきましては、この「森ブログ」にてお知らせ致しますので、お楽しみに。
写真:大田昌仁/氣波達也
記事:氣波達也