オサムシ掘り体験開催!

3月16日(土)午後、19名の参加者により、養老の森キックオフイベント「オサムシ堀り体験」が開催されました。

養老の森顧問養老孟司先生の声掛けにより始まった本イベントも、キックオフイベントとして恒例となりました。大田事務局長から挨拶の後、事務局からオサムシ掘りについての説明、吉谷明憲先生からはオサムシについての説明があり、いよいよ養老の森に出発です。今回の指導者は、昆虫まめ博士認定観察会でもおなじみの吉谷明憲先生(昆虫研究家・養老の森実行委員)を中心に、松本祐樹先生(帝京科学大学フィールドミュージアム学芸員)と樋口諒先生(神奈川県立津久井高等学校教諭)、若林匡久さん(養老の森実行委員)、そして私守屋博文(養老の森実行委員)の5名でした。

 

崖地の上部を掘り、倒木を崩し、様々な場所で熱心に探していきますが、なかなか目的の虫は現れません。子どもたちだけでなく、保護者の方々も真剣です。養老の森周辺では、広くとらえるとオサムシの仲間であるゴミムシ類が確認された他、コブハサミムシの雌と卵、ラクダムシの幼虫、ワラジムシやダンゴムシの仲間、クロスズメバチなどを観察することが出来ました。最後に参加者それぞれが採集した虫たちをバット出して、みんなで確認して終了となりました。皆さんご苦労様でした!

 

 

コブハサミムシ          ラクダムシ幼虫

来た道を戻り、集合した茅葺古民家に向かい、最後に解散式です。肌寒さを感じましたが、子どもたちはまだまだ元気いっぱいです。質疑応答の時間を少し設けましたが、今までも何回か質問のあった、養老先生が今までに一番印象に残っている虫は何ですかという質問。先生は、子どもの頃鎌倉で見つけた大きなミヤマクワガタが印象に残っているということでした。そして最後に養老先生からオサムシ掘りの極意が伝授されました。「見つかるまで掘る!」だそうです。

狙ったオサムシは確認できませんでしたが、天気にも恵まれ、キックオフイベントは無事終了しました。今年は養老の森10周年という節目を迎え、夏を中心に各種イベントが開催されますので、お楽しみに!

(文責:守屋博文 写真:吉谷明憲、若林匡久)

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