9月27日、まだ夏の名残りが
あちらこちらに見られる養老の森だが、
時折り吹く風は秋を乗せている様で涼やかで気持ちが良い。
だがその空を見上げても肝心のトンボたちの姿はない。
ただ当日会場入りする途中、
養老米の様子を見るため立ち寄った田んぼには、
数こそ多くはないもののトンボたちを発見!
ほとんどの個体は稲穂の先端にとまり休んでいた。
そこで今回は急遽ではあるが会場を変更し、
森から田んぼへフィールドを移した(許可を得ています)。
トンボ釣りは竿、糸、毛鉤(針の部分はカット)とシンプルなシステム。
糸の結び方、釣りの方法、その他の注意点など説明し
トンボ釣りをスタート。
果たしてヒットしてくれるのかワクワク、ドキドキしながらのキャスト。
何回かキャストしたがどうもトンボたちは食欲より恋の方に夢中らしく、
毛鉤に対して反応は今ひとつ。
それでも参加者は苦戦しながらも最終的に
ミヤマアカネ、アキアカネを見事に釣ることができた(観察後リリース)。
参加者から笑みがこぼれて、一安心となりました。
トンボ釣りを終えてみて、少し感じることがある。
年々開催が早くなり、そしてトンボたちが減少していることだ。
以前はある時期になると、上空にトンボたちが群れていたが、
ここ数年はそれが限定的。
個人的には、たまたまであって欲しいと願うばかりだが果たして。
(写真:若林匡久/大田昌仁 文責:若林匡久)