山梨県道志村にある養老の森 養老孟司 昆虫の森

森ブログ

2018年08月09日

第4回 流域アカデミア開催!

夏真っ盛りの8月5日㈰、

「養老の森」顧問の養老孟司先生が

水資源保全協議会の主催する「第4回 流域アカデミア」において

笑福亭鶴光師匠との対談をネイチャーランド オムにおいて行いました。

養老の森も当イベントの協力団体としてお手伝いをしました。

 

 

当日は朝からグングンと気温が上がり、

参加者集合時間の12時には、木陰や沢筋に涼を求める気温になりました。

 

先ず12時に集合した参加者の皆さんから希望者を募り、

養老の森を10人ほどで約40分間散策しました。

杉の森を抜けて、自律神経を整える深い呼吸、鳥の声、

山椒の葉の香り、足元のデコボコや、沢に吹く風、

湧き出たばかりの水の冷たさ等を五感で感じ取りながら

ほんの束の間、水源近くでゆっくり過ごすプチ森のセラピーとなりました。

  

 

13時から15分ほど遅れて

第1部「養老先生 豊かさって何ですか?」が始まりました。

最初に鶴光師匠の落語が一席ありました。

 

皆さん、先ずは笑って過ごせる幸せを感じたのではないでしょうか。

これも豊かさの大事な要素。

 

落語の次に養老先生と鶴光師匠の対談になりました。

 

鶴光師匠が矢継ぎ早に繰り出す単刀直入な疑問に、

養老先生が即答していくというテンポの良い対談になりました。

疑問や質問の内容は、日々の暮らしの問題であったり、

虫の話しであったりと多岐にわたり、

参加者の皆さんも大いに興味をそそられた様子。

(対談は追ってYouTube等にもアップ予定ですので、そちらでもお楽しみください)

対談の最後には参加者からの質問時間もあり、

幾つかの疑問にも答えが出されました。

 

 

第2部は式町水晶氏の「森のバイオリンコンサート」でした。

式町氏は幼児期に脳性麻痺と診断され、

肉体的に不自由な生活を送っていましたが、

4歳からバイオリンを始め、

現在はコンサート活動、楽曲制作に精力的に取り組んでいます。

式町氏の自然の中で聴くエレクトリックバイオリンによる独自サウンドは、

参加者の皆さんにも印象深かった事と思います。

またバイオリンコンサートは対談を輝かせ、

オムの森の素敵な思い出にもなったのではないでしょうか。

 

 

最後は参加者全員でのバーベキューとなりました。

やはり会場が森のキャンプ場となりますと、バーベキューは盛り上がり、

皆さんの食も一段と進み、心身ともに満腹のイベントになったようでした。

 

自然の中に出て、自然な形で心身の健康を保ち、有意義な一日を過ごす。

前回に続き今回もまた意義深いイベントに協力する事ができました。

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